初めまして。Global Bridge Network(GBN)を設立した大西です。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
自己紹介も兼ね、私がGBNに懸ける想いを皆さまにお伝えできればと思います。
*国際開発との出会い*
大学在学中にネパールで学校建設の国際ボランティア活動に参加したことが最初のきっかけでした。電気もガスも水道もない僻地の村で生き生きと生活している子供たちの笑顔や、貧しくとも互いに協力して生活している村人の姿に感銘を受けたと同時に、心に残るある出来事がありました。
一人の母親が酷いやけどをした小さな子供を連れて、治療費を出してくれと私のところにやって来たことでした。当時学生だった私にお金の余裕などあるはずもなく、何もできない自分が情けなかったと同時に、このような貧困地帯では適切な医療や福祉を受ける手段がないことを痛感しました。
この出来事をきっかけに、貧困に苦しむ人々の生活改善のために何ができるのだろうか、何か貢献したいということが私の目標になりました。先進国である日本に生まれ、何不自由なく育ってきましたが、人間関係が希薄になっていると漠然とした空虚感を抱いていた当時、この貧困地帯の人々の人間関係を羨ましくも感じ、本当の幸せはどこにあるのだろうと考えていました。人々の温かさに癒され、救われたのは私のほうだったのです。
*国際開発業界までの道のりとGBNの立ち上げ*
ところが当時は即戦力が求められる国際開発業界に入る手段もなく、卒業後に勤務したのはIT業界でした。それでも国際開発の分野で働きたいという夢はずっと抱き続け、5年後には渡米し、インターンシップなどを経験しながら国際開発への道を模索し続けていました。やっとのことで米国の大学院で国際開発学の修士号を取得し、その後、国際支援のNGOに在職し海外駐在も経験しました。国際支援の仕事を希望してから実際の道に辿り着くまでに、相当な年月を要してしまいました。
やっとのことで国際開発業界に足を踏み入れたものの、今度は自分の思い描く国際支援と実際とのギャップ、また援助が『本当に必要としている』人たちに届いているのだろうかという葛藤を抱いてしまいました。
そんな中、アフリカのウガンダで、生理が原因で学校にいけない女の子たちがいるという実情を知ったことで始めたプロジェクト(布ナプキンで生理で学校に行けなくなる女の子を救いたい!)は本当にニーズがあることを実感できるものでした。そして信頼できる現地NGOとの出会いがあり、現地のニーズは現地の人たちが一番理解してると考えると、現地の人が現地のために活動しているところと協力するのが一番効果的ではないかと考え、協力関係を築く土台としてGlobal Bridge Network(GBN) という団体の立ち上げに至りました。
*GBNにかける想い*
まだまだ至らないことだらけですが、今後も現地と協力しながら支援の幅を広げ、GBNとして国境を越え人と人を繋ぐ架け橋になれたらと思っております。そして、少しでも多くの方に異文化の面白さを伝え、皆さまが楽しめるような企画もしていきたいと思っております。
GBNは「対等な関係」をコンセプトに、お互いにとってWinWinの関係を築きたいと思っております。社会的立場の弱い子ども・女性など様々な方々のニーズに沿った支援をし、ゆくゆくはビジネスに結びつくような事業も行っていきたいと思っております。
別途フルタイムの仕事もありどうしても時間の制約がある中、GBNの運営や活動をどうやって回していくか試行錯誤の毎日です。しかし、国際支援を通して出会える人々や仲間は何事にも代えがたく、また様々な人達のお力をお借りしながらこの仕事を続けられることに感謝しております。
今後とも成長を見守っていただき、時には一緒に活動や協力をしていただけたら嬉しく思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。