ロードサイド初等学校
2024年11月~12月のプロジェクト進捗報告
プロジェクト名:ウガンダのミティアナ地域の学校の生徒と女性の月経衛生管理の改善
活動内容:再利用可能な生理用布ナプキン作りの技能向上と月経衛生管理に関する知識の習得
活動場所: ロードサイド初等学校
日付・活動
2024年11月1日: 活動3.1 他の地域住民を対象にミシンを使った生理用布ナプキン作成トレーニング
2024年11月15日: 活動3.2 地域住民によるミシンを使った実践活動
2024年12月1日: 活動3.3 ナプキンの作り方を習得した地域住民によ生理用布ナプキン作成
2024年12月15日:活動3.4 男子3名を対象に生理用布ナプキン作成のトレーニング
背景
2024年、ロードサイド初等学校はGlobal Bridge Network(GBN)からミシン3台と生理用布ナプキンを作るための材料の支援を受けた。きっかけは、2023年にGBNチームがロードサイド初等学校を訪問し、学校には更衣室がないこと、生理用品がないこと、安定した水源がないため衛生状態が悪いこと、学校やコミュニティ全体における月経衛生管理に関する知識や情報の不足など、生徒、特に女子が生理期間中に直面する課題を確認した後に実現した。
各活動の進捗状況
<2024年11月1日> 活動3.1 他の地域住民を対象にミシンを使った生理用布ナプキン作成トレーニング
この活動では、すでに再利用可能な生理用布ナプキンの作り方を習得した地域住民が、過去に(第1、第2の報告時)、ミシンの台数が足りないために参加できなかった地域住民10名に対してトレーニングを実施した。
トレーニングの目的は、月経時に布やポリエチレン袋、紙などの不衛生な生理の代用品を使用せざるおえない社会的立場の弱い女性たちを支援するため、対象となる女性すべてにトレーニングを提供することを目的としている。この活動は、彼女たちの権利を促進し、それぞれの生活環境の中で安心して過ごせるように自立して収入を得られる手助けをする。
布ナプキンの作成法を習得した地域住民が、前回ミシン不足によりトレーニングを受講できなかった仲間に教えている。
この活動で扱った内容
ü 再利用可能な生理用ナプキンを作るための材料の準備と順序立て
ü 生理用ナプキンの寸法測定
ü 必要なすべての材料の理解
<2024年11月15日>活動3.2 地域住民によるミシンを使った実践活動
この活動では、地域住民が実際に学んだことを実践する機会を与え、スキルを身につけ、プロジェクトの価値を高めた。
布ナプキン作成をすでに習得した仲間の指導のもとで、ミシンを使ってナプキン作成している女性
<2025年12月1日>活動3.3 ナプキンの作り方を習得した地域住民によ生理用布ナプキン作成
この活動は、紙や不衛生な布を生理用品として使用している貧困女性のために、より多くの布ナプキンを作成することが目的である。これにより、月経時に不衛生で安全でない素材を使用することによって引き起こされる病気などの問題を軽減することが期待される。
布ナプキン作成方を習得した地域住民が、仲間を不衛生な生理の代用品から守るために生理用布ナプキンを作成している。
<2024年12月15日>活動3.4 男子3名を対象に生理用布ナプキン作成のトレーニング
ミティアナの貧困地域の少女や女性に対する月経衛生管理の推進活動の中で、男子の参加は彼等が将来大人になったときのことを考え、キャンペーンにさらなる価値を加えると認識した。そこで男子3名を対象に生理用布ナプキンの作成法トレーニングとディスカッションを行い、持続可能な生活のためのスキル習得を目的とした。この活動はミティアナ市バスィンビ地区の「ロードサイド小学校」で実施した。
訓練を受けた地域住民の指導のもとで、男子たちが生理用布ナプキンを作成している様子
この活動で扱った内容
ü 再利用可能な生理用ナプキンを作るための材料の準備と順序立て
ü 生理用ナプキンの寸法測定
ü 必要なすべての材料の理解
ü ミシンの組み立て方法
END